野球選手としての将来を嘱望されていたファン(イ・ミンギ)は、野球賭博に絡んだスキャンダルに巻き込まれ、球界を追放されてしまう。そんなファンに興味を持った釜山最大規模の暴力団組織“皇帝キャピタル”副社長のサンハ(パク・ソンウン)は、彼の凶暴さを不安視する部下たちの制止を振り払い、ファンを組織の一員に招き入れる。野心に溢れるファンは、次第に組織の重要ポストを担うようになり、ついにはトップ争いに乗り出すことを決意する。しかし、それは自身を拾ってくれた恩人であるサンハを裏切る行為でもあった。果たして、ファンが目指す先に待ち受けているものとは―。